No.2562電気自動車関連主要海外ニュース(2019年7月1日作成)
-フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は6月27日、EVだけのカーシェアリングサービスの「We Share」を、ドイツ・ベルリンで開始した、と発表した。このカーシェアリングサービスには、『ゴルフ』のEV『eゴルフ』1500台と、『up!』のEV『e-up!500台の合計2000台を使用する。また、このカーシェアリングサービスには、フォルクスワーゲンの次世代EV、「ID.」ファミリーを順次導入する計画だ。
-「同社のモーターは4つのホイール内に組み込まれたタイプ。一般的な電気自動車と異なり、トランスミッションやアクスルなどの動力伝達機構を介さず、モーターが直接路面にパワーを伝達する仕組みのためエネルギーロスが発生しないのだとか。同社のモーターは4つのホイール内に組み込まれたタイプ。一般的な電気自動車と異なり、トランスミッションやアクスルなどの動力伝達機構を介さず、モーターが直接路面にパワーを伝達する仕組みのためエネルギーロスが発生しないのだとか」
-ヤマハは、同社が今までラインナップしてきた電動バイクの機種名を継ぐ電動スクーター『EC-05』を台湾で発売すると発表した。これはヤマハが台湾のEV市場で強力なプラットフォームを持つGogoro Inc.との協業を検討し、その活動で開発したものだ。デザインはヤマハ、生産はGogoroが行うEC-05はGogoroの市販車プラットフォームをベースにヤマハがデザインを行ったもの。販売はヤマハブランドとして、現地法人ヤマハモーター台湾の販路を通じて行うとしている。気になる電力の供給については交換式バッテリーを採用し、Gogoroエナジーネットワーク社によって台湾国内1200か所以上に設置されたバッテリー交換ステーション『GoStation』を利用できるという。
-ソフトバンクとトヨタ自動車が共同で設立した移動サービス会社「モネ・テクノロジーズ」に、マツダ、スズキ、SUBARU、いすゞ自動車、トヨタ完全子会社のダイハツ工業の自動車メーカー5社が新たに参画することを発表した。各社は2019年8月までに約2%ずつ出資する予定。
-良品計画が展開する「無印良品(MUJI)」がデザインした自動運転バスの運行実証が27日、フィンランド首都ヘルシンキ近郊の公道で開始された。製作を担当した同国の企業によると、来年はシンガポール、日本、中国での実証走行を行う計画だ。
(a)「LSEV」こそEVの本命、トヨタの電動化戦略の“裏”を読む
-2019年6月7日にトヨタ自動車(以下、トヨタ)は「EVの普及を目指して」と題した電動化戦略を発表。「電動車を世界で550万台以上販売し、そのうち電気自動車(EV)と燃料電池車(FCV)を100万台以上とする」という目標達成の時期を、2030年から2025年に早めた。元トヨタのエンジン技術者で愛知工業大学客員教授の藤村俊夫氏は、この主因をハイブリッド車(HEV)の拡販と見る。そして、トヨタのEV開発について見るべきは、超小型EVへの参入だと語る。
(b)まるで電池版エアバス構想 EV主導権狙う欧州 仏が仕掛ける野望
-仏独のEV電池版エアバス構想には、この市場の構図を打破し、欧州自動車大手がEV開発で自ら主導権を握り、アジアの電池各社への依存度を低下させる狙いがある。
-ヤマハ発動機は、低速自動運転車両の実証実験を7月より2年間の予定で、静岡県磐田市に開業予定のJR御厨駅周辺で実施すると発表した。ヤマハ発動機は、誘導線に沿って自動走行するゴルフカーをベースに7人乗りカートタイプの低速自動運転車を開発。2017年9月に「道の駅 芦北でこぽん(熊本県)」で公道走行試験を実施。2018年1月には、誘導線ではなく、道路表面の映像を照合しながら走る、新方式の低速自動運転車を発表している。
(ⅱ)ハンドルのないバス、公道を自律走行 7月3日より東京イタリア街で【JP】
-SBドライブは、ハンドルがない自動運転バス「NAVYA ARMA(ナビヤ アルマ)」を使った自律走行の実証実験を7月3日から5日の3日間、東京汐留のイタリア街で実施すると発表した。SBドライブは、自動運転を前提に設計された仏製バス『NAVYA ARMA(ナビヤ アルマ)』の公道での走行実証を目的に、同車両を改造。今回、国土交通省関東運輸局長から道路運送車両の保安基準第55条による基準緩和認定を受け、車両の新規登録(ナンバーの取得)を行った。自動運転を前提に設計された車両が、一般車両の進入を制限して専用空間にすることなく公道を走行できるようになったのは、今回が国内で初めてとなる。
(ⅲ)自動運転バス、県内初の実験開始 桑名で30日まで【JP】
-桑名市は二十八日、公共交通への導入を検討する行政の取り組みとしては県内で初めて、自動運転バスの実証実験を市中心部で始めた。三十日までの三日間、市民も乗せて走行し、将来の導入を見据えて解決すべき問題点を洗い出す。
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-北米-
-欧州-
Source: レスポンス
[Jun 30, 2019]
Source: えん乗り
[Jun 30, 2019]
-アジア・オセアニア-
■EV、HVを重視 製造業開発で日イ合意【ID】
Source: じゃかるた新聞
[Jul 1, 2019]
-中東・アフリカ-
-その他-
-日本-
Source: Young Machine
[Jun 29, 2019]
Source: 朝日新聞
[Jun 28, 2019]
Source: NNA ASIA
[Jul 1, 2019]
-論評・レポート-
◆「LSEV」こそEVの本命、トヨタの電動化戦略の“裏”を読む
Source: 日経XTECH
[Jul 1, 2019]
◆まるで電池版エアバス構想 EV主導権狙う欧州 仏が仕掛ける野望
Source: Sankei Biz
[Jul 1, 2019]
-実証実験・試験運用-
Source: レスポンス
[Jun 30, 2019]
▶ハンドルのないバス、公道を自律走行 7月3日より東京イタリア街で【JP】
Source: レスポンス
[Jun 30, 2019]
▶自動運転バス、県内初の実験開始 桑名で30日まで【JP】
Source: 中日新聞
[Jun 29, 2019]
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-補助金等-
申請期間:2019年 4月22日〜
窓口:一般社団法人次世代自動車振興センター
▼充電設備等導入促進事業(補助金)【東京都】
申請期間:2019年 6月4日〜
クール・ネット東京
※全国の地方自治体の補助制度・融資制度・税制特例措置
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-学会・シンポジウム・セミナー
○New! MaaSの先へ 多様化するサービスとトヨタの実例
日時:2019年7月22日〔月〕
会場:SSKセミナールーム
主催:自動車技術会
●国際学生EVデザインコンテスト2019
日時:2019年1月25日〔月〕-2020年3月31日〔火〕
会場:福武ホール(表彰式開催場所予定)
主催:電気自動車普及協会
日時:2019年7月17日〔水〕-2020年7月19日〔金〕
会場:ポートメッセなごや
主催:自動車技術会
●自動運転・MaaS事業の実現可能性
日時:2019年8月21日〔水〕
会場:SSK セミナールーム
主催:新社会システム総合研究所
※有料
●新規事業とANAのチャレンジ
日時:2019年8月1日〔木〕
会場:SSK セミナールーム
主催:新社会システム総合研究所
●学生フォーミュラ日本大会2019
日時:2019年8月27日〔火〕-8月31日〔土〕
会場:エコバ
主催:自動車技術会
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※JIS X 0306 国名コード表