No.2561電気自動車関連主要海外ニュース(2019年6月28日作成)
-イーロン・マスクCEOは、ギガファクトリーでのパナソニックのバッテリー製造の遅れがModel 3不振の原因の一部だと主張し、テスラとパナソニックの関係悪化が深刻化している。そしてCNBCによる最新の報道では、テスラは現在、独自の「高性能な」リチウムイオンバッテリーとそれを大量生産するための設備開発を、パナソニックとは別にフリーモント工場近くにある研究施設「Skunkworks」で進めていると伝えられる。
-BMWグループ(BMW Group)は6月25日、ドイツ・ミュンヘンで開幕した「#NEXT GEN」において、最新のプラグインハイブリッド車(PHV)に、都市部の電動車専用ゾーンを認識して、自動的にEVモードに切り替えるシステムを搭載すると発表した。
(4)中国新興の有力EVメーカーNIO、4800台リコール【CN】
-中国の新興電気自動車(EV)メーカーの上海蔚来汽車(NIO)は27日、基幹部品の電池に不具合があるとして、多目的スポーツ車「ES8」4803台をリコールすると発表した。5月に駐車中の車両から発火する事故があり、調査を進めていた。18年の販売台数の約4割がリコールの対象となり、同社の経営にも一定の影響を与えそうだ。
-トヨタ自動車は中国のインターネット検索大手の百度(バイドゥ)が進める自動運転の開発連合「アポロ計画」に参画する。中国では政府主導で自動運転の技術開発が進んでおり、トヨタはアポロへの参画で実用化に向けた動きを加速させる。米中のハイテク分野の覇権を巡る争いが激しくなる中、中国域内で技術開発を完結させる体制を整える狙いもある。
(7)日産と東風、中国配車の滴滴と協議 車両管理の合弁設立へ【JP】
-日産自動車と中国合弁パートナーの東風汽車集団<600006.SS>が、中国配車サービス大手の滴滴出行(Didi)の車両管理を手掛ける合弁設立に向け協議を進めていると、関係筋5人がロイターに明らかにした。
-「これまでの10年は市場創出の時代、これからの10年は市場を固めていく時代になる」。トヨタ自動車の米国法人トヨタ・モーター・ノース・アメリカ(Toyota Motor North America、北米トヨタ)でパワートレーンの先行計画・調査のシニア・プログラム・マネジャーを務めるノーマン・ルー(Norman Lu)氏は、先進車載電池の国際会議「19th Annual Advanced Automotive Battery Conference(AABC 2019)」(2019年6月24~27日に米国サン・ディエゴで開催)の基調講演に登壇し、電気自動車(EV)の市場についてこう語った。
(ⅰ)中型自動運転バスの実証実験を実施へ、参加事業者を公募【JP】
-経済産業省と国土交通省は、産業技術総合研究所に委託して「高度な自動走行システムの社会実装に向けた研究開発・実証事業:専用空間における自動走行などを活用した端末交通システムの社会実装に向けた実証」を実施している。今回、委託事業の一環として、2019年度から2020年度にかけて中型自動運転バス公道実証事業を交通事業者2社以上が2地域以上で実施する。2019年度は、中型自動運転バスを開発、2台以上を準備するとともに、実証事業者を選定するなど、実証評価の準備を行う。2020年度に実証実験を実施する。実験に参加する交通事業者を6月26日から8月23日まで募集する。
(ⅱ)つくばにおいて次世代モビリティの社会実装によりスマートシティを目指します【JP】
-「茨城県では,AI等の先端技術を活用した次世代モビリティの社会実装により,自動車依存度が高い地方都市における課題解決モデルの構築を目指し,筑波大学・つくば市及び関係企業とともに,国土交通省の「スマートシティモデル事業」と「新モビリティサービス推進事業」に提案・申請し,事業の熟練度が高く,全国の牽引役となる事業として採択を受けました。今後,コンソーシアム「つくばスマートシティ協議会」を設置し,自動運転や交通流データのAI解析による公共交通機関の利便性向上,さらに,バス乗降時の顔認証によるキャッシュレス決済などの実証実験を実施してまいります」
-高齢化が進行する中山間地域で自動運転を活用するため、国交省が茨城県常陸太田市で長期実証実験を始めた。7月21日までの予定で、路線バスと連携した運行管理、予約システムなどの検証を行う。路線バスへの乗り換えを組み込んだ実験は全国で初めてという。
(ⅳ)SBドライブ、公道でハンドルがないバス「NAVYA ARMA」の自律走行に向けた実証実験を開始【JP】
-SBドライブ株式会社は、Navyaが開発した自動運転を前提に設計されたハンドルなどがないバス「NAVYA ARMA(ナビヤ アルマ)」の公道での走行実証を目的に改造し、国土交通省関東運輸局長から道路運送車両の保安基準第55条による基準緩和認定を受け、車両の新規登録(ナンバーの取得)を行った。これに伴い、SBドライブは2019年7月3日から5日の3日間にわたって、東京都港区のイタリア街でNAVYA ARMAの自律走行の実証を行う。
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-北米-
Source: engadget
[Jun 28, 2019]
Source: カミアプ
[Jun 27, 2019]
-欧州-
Source: レスポンス
[Jun 27, 2019]
-アジア・オセアニア-
■中国新興の有力EVメーカーNIO、4800台リコール【CN】
Source: 日本経済新聞
[Jun 28, 2019]
-中東・アフリカ-
-その他-
-日本-
Source: 日本経済新聞
[Jun 28, 2019]
Source: 朝日新聞
[Jun 28, 2019]
■日産と東風、中国配車の滴滴と協議 車両管理の合弁設立へ【JP】
Source: 朝日新聞
[Jun 28, 2019]
-論評・レポート-
Source: 日経XTECH
[Jun 4, 2019]
-実証実験・試験運用-
▶中型自動運転バスの実証実験を実施へ、参加事業者を公募【JP】
Source: レスポンス
[Jun 27, 2019]
▶つくばにおいて次世代モビリティの社会実装によりスマートシティを目指します【JP】
Source: 茨城県報道発表資料
[Jun 27, 2019]
Source: 朝日新聞
[Jun 28, 2019]
▶SBドライブ、公道でハンドルがないバス「NAVYA ARMA」の自律走行に向けた実証実験を開始【JP】
Source: I0T
[Jun 27, 2019]
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-補助金等-
申請期間:2019年 4月22日〜
窓口:一般社団法人次世代自動車振興センター
▼充電設備等導入促進事業(補助金)【東京都】
申請期間:2019年 6月4日〜
クール・ネット東京
※全国の地方自治体の補助制度・融資制度・税制特例措置
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-学会・シンポジウム・セミナー
○New! MaaSの先へ 多様化するサービスとトヨタの実例
日時:2019年7月22日〔月〕
会場:SSKセミナールーム
主催:自動車技術会
●国際学生EVデザインコンテスト2019
日時:2019年1月25日〔月〕-2020年3月31日〔火〕
会場:福武ホール(表彰式開催場所予定)
主催:電気自動車普及協会
日時:2019年7月17日〔水〕-2020年7月19日〔金〕
会場:ポートメッセなごや
主催:自動車技術会
●自動運転・MaaS事業の実現可能性
日時:2019年8月21日〔水〕
会場:SSK セミナールーム
主催:新社会システム総合研究所
※有料
●新規事業とANAのチャレンジ
日時:2019年8月1日〔木〕
会場:SSK セミナールーム
主催:新社会システム総合研究所
●学生フォーミュラ日本大会2019
日時:2019年8月27日〔火〕-8月31日〔土〕
会場:エコバ
主催:自動車技術会
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※JIS X 0306 国名コード表