No.2565電気自動車関連主要海外ニュース(2019年7月4日作成)

(1)フロリダ州無人自動運転車の合法化が決まる【US】
完全自動運転車両が路上を走るのにはもう少し時間がかかりそうですが、来る日に備えて法整備を進めておくのは重要だと思われます。米フロリダ州ではすでに法案が議会を通り施行された。
 
(2)フィアット商用車が初のEV、顧客に合わせて仕様変更【IT】
同社はDucato Electricを開発するにあたって、まず顧客の1年分の車両使用データを分析した。その結果、事業用途の25%はすでにEVでも対応可能であることを確認した。この用途では、顧客はエンジン車からEVへの転換に積極的だという。また、オンライン商取引が活発になるにつれて、宅配サービスや郵便・宅配便、近距離の輸送、都市中心部への輸送などの必要性が増しており、この分野でもEVの導入が期待されていると分析した。
 
(3)独コンチネンタル、30年までにエンジン開発打ち切り 2万5千人転換【DE】
自動車部品世界2位の独コンチネンタルは3日、2030年までにガソリンやディーゼルなどの内燃エンジンの開発を打ち切ることを明らかにした。同事業にかかわる約2万5千人を配置転換する。50年までにほぼすべての新車が電気自動車(EV)や燃料電池車になると見込んでおり、事業のシフトを進める。
 
(4)中国EV市場を襲う「2020年」問題、補助金カットで業界再編へ【CN】
中国政府はEV分野の「リアルなイノベーション」を促進する方針を打ち出し、2020年に補助金を打ち切ろうとしている。NIOのES8の価格は約50万元(約780万円)で、従来は1台あたり6万7500元の補助金を交付されていた。しかし、今年は補助金が1台約1万元レベルまで減額される。一方で投資家らは、より規模の小さなEVメーカーが大きな危機に直面すると考えている。Pitchbookのデータでは、今年1月から4月までの中国の民間EV企業の調達資金の総額は7億8300万ドルで、前年同期の59億7000万ドルから急減した。
 
(5)MGモーター、インドでEV充電設備を整備【CN】
中国の自動車大手、上海汽車集団(SAIC)傘下の英系MGモーター・インディアは2日、電気自動車(EV)向けの充電設備の整備に関して、フィンランドの電力大手フォータムと戦略的提携を交わしたと明らかにした。ファイナンシャル・エクスプレス(電子版)が伝えた。
 
(6)スピード抑えた小型EV、経済産業省試乗会【JP】
全国で高齢ドライバーによる交通事故が相次ぐ中、経済産業省は3日、一般の乗用車よりもスピードを抑えた小型電気自動車(EV)などの試乗会を省内で開いた。重大な事故につながる危険性を抑制した移動手段として普及につなげる狙いがある。
 
(7)ティアフォー、シリーズA累計113億円の資金調達 自動運転を商用化へ【JP】
株式会社ティアフォーは、損害保険ジャパン日本興亜株式会社、ヤマハ発動機株式会社、KDDI株式会社、株式会社ジャフコの運営する投資事業有限責任組合アイサンテクノロジー株式会社を引受先として第三者割当による資金調達を実施した。これにより、ティアフォーのシリーズAラウンドの累計資金調達額は113億円となる。
 
(8)トヨタ燃料電池車を来年増産 「次期ミライ」10倍の月3000台【JP】
トヨタ自動車が2020年にも、燃料電池車(FCV)の生産能力を現状比10倍以上の月産3000台に引き上げることが明らかになった。20年後半の投入を計画する量産型FCV「MIRAI(ミライ)」の次期モデルで増産を図る。トヨタは20年以降にFCVの年間販売台数を3万台以上にする目標を掲げる。次期モデルの投入を機に、普及に弾みをつける。
 
(a)自動運転車、”脳”を積まない「遠隔型」が最有力? 鍵は通信技術
コストの低減効果、スペースの有効活用、システムアップデートの効率化、システムの多用途化―以上4つのメリットが、遠隔システム導入により創出される。
 
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-北米-
フロリダ州無人自動運転車の合法化が決まる【US】
Source: EV SMART Blog
[Jul 4, 2019]
 
-欧州-
フィアット商用車が初のEV、顧客に合わせて仕様変更【IT】
Source: 日経XTECH
[Jul 4, 2019]
 
独コンチネンタル、30年までにエンジン開発打ち切り 2万5千人転換【DE】
[Jul 4, 2019]
 
-アジア・オセアニア
中国EV市場を襲う「2020年」問題、補助金カットで業界再編へ【CN】
Source: Forbes
[Jul 4, 2019]
 
MGモーター、インドでEV充電設備を整備【CN】
Source:NNA ASIA
[Jul 4, 2019]
 
-中東・アフリカ
 
-その他-
 
-日本-
スピード抑えた小型EV、経済産業省試乗会【JP】
Source:読売新聞
[Jul 4, 2019]
 
ティアフォー、シリーズA累計113億円の資金調達 自動運転を商用化へ【JP】
Source: PR TIMES
[Jul 4, 2019]
 
トヨタ燃料電池車を来年増産 「次期ミライ」10倍の月3000台【JP】
[Jul 4, 2019]
 
-論評・レポート-
自動運転車、”脳”を積まない「遠隔型」が最有力? 鍵は通信技術
Source: 自動運転L. A. B.
[Jul 3, 2019]
 
-実証実験・試験運用
 
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補助金等-
平成31年度クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金(CEV補助金
申請期間:2019年 4月22日〜
窓口:一般社団法人次世代自動車振興センター
 
▼充電設備等導入促進事業(補助金)【東京都】
申請期間:2019年 6月4日〜
クール・ネット東京
 
※全国の地方自治体の補助制度・融資制度・税制特例措置
 
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-学会・シンポジウム・セミナー
○New! ジャパンEVラリー白馬 2019
日時:2019年9月14日〔土〕-9月15日〔日〕 
会場:白馬東急ホテル(集合)
主催:日本EVクラブ
 
国際学生EVデザインコンテスト2019
日時:2019年1月25日〔月〕-2020年3月31日〔火〕    
会場:福武ホール(表彰式開催場所予定)
主催:電気自動車普及協会
 
人とくるまのテクノロジー展2019 名古屋
日時:2019年7月17日〔水〕-2020年7月19日〔金〕    
 
MaaSの先へ 多様化するサービスとトヨタの実例
日時:2019年7月22日〔月〕
会場:SSKセミナールーム
 
●自動運転・MaaS事業の実現可能性
日時:2019年8月21日〔水〕
会場:SSK セミナールーム
主催:新社会システム総合研究所
※有料
 
●新規事業とANAのチャレンジ
日時:2019年8月1日〔木〕
会場:SSK セミナールーム
主催:新社会システム総合研究所
 
学生フォーミュラ日本大会2019
日時:2019年8月27日〔火〕-8月31日〔土〕
会場:エコバ
 
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※JIS X 0306 国名コード表