No.2552電気自動車関連主要海外ニュース(2019年6月12日作成)

(1)テスラがピックアップトラック型EV開発 CEO表明【US】
米電気自動車(EV)メーカー、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は11日、米国で売れ筋となっているピックアップトラック型のEVを開発中だと明らかにした。今夏にも車両デザインを披露するという。米国人好みの荷台を持つ大型車を品ぞろえすることで、幅広い顧客層にEVを普及させる狙いとみられる。
 
(2)VW、自動運転車のAuroraとの提携を解消--フォード傘下のArgo AIに乗り換えか【DE】
情報筋がFTに語ったところによると、VWは代わりにArgo AIと提携する可能性が高いという。Argo AIはFord Motorの子会社で、自動運転車の開発に重点を置いている。2019年の北米国際オートショー(デトロイトモーターショー)で初めて発表された、VWとFordの間で始まったばかりのパートナーシップを考えると、これは最もありそうな道筋だ。当初の対象範囲は中型トラックと商用バンに限られているが、Fordはいずれ、VWが自社製の電気自動車(EV)向けに開発したプラットフォーム「モジュラー エレクトリック ドライブ マトリックス(MEB)」を使うようになる可能性がある。
 
(3)VWなどが北欧電池スタートアップに出資 【DE】
フォルクスワーゲンVW)や独BMWは電気自動車(EV)用電池のスタートアップ、ノースボルト(スウェーデン)に出資する。ノースボルトが12日、増資で10億ドル(約1080億円)を調達すると発表した。調達した資金で8月に大規模な電池工場の建設を始め、2021年に量産する計画だ。アジア勢が寡占する市場で欧州資本による生産が本格的に動き出す
 
(4)ダイムラーBMW、自動運転「業界標準作る」 サプライヤー候補も選定へ【DE】
ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の日本法人は12日、次世代型の電気自動車(EV)を、2022年にも日本で発売する方針を明らかにした。EV専用として開発する車種で、フル充電すれば550キロ走行可能という。VWは世界規模でEVシフトを進めており、日本でも車種を拡充する。
 
(5)1台がバス、トラック、ゴミ収集車に変身---自動運転EVコンセプトをスカニアが発表【DE】
スカニアは、今年のUITPグローバル公共交通サミットにおいて、自動運転のEVコンセプト、NXTを初公開した。NXTは、朝と夕方は通勤客を輸送するバスとして、昼間は商品を配達するトラックとして、夜間はゴミ収集車として、柔軟に使用できるように設計されているのが特長だ。
 
(6)中国のEVメーカーAiways(愛馳)、自動車生産の加速に向け中国のOEM企業に17億5,000万人民元(約275億円)を出資【CN】
中国の電気自動車(EV)企業 Aiways(愛馳)は、同社初となる商用車モデルの市場投入時期を早めるために国内自動車メーカー Jiangling Holdings(江鈴控股)の株式50%と引き換えに17億5,000万人民元(約275億円)を出資する。
 
(7)ソフトバンクトヨタ合弁のモネ、来年に東南ア進出も【JP】
次世代移動サービス「MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)」のプラットフォーマーを目指してソフトバンクトヨタ自動車が共同で設立したモネ・テクノロジーズ(以下、モネ)の宮川潤一社長は、来年にも東南アジアでサービスを始める可能性があると明らかにした。また、6月中に国内自動車メーカーによるモネへの新たな出資を公表する予定という。
 
(8)ヤマハ発動機の台湾現地法人は10日、台湾の電動二輪車メーカー、Gogoroに生産を委託しているヤマハブランドの新型電動スクーター「EC-05」の外観を予告映像で公開した。同機種は今年8月から台湾で販売される。
 
(9)路地も楽々、環境に優しい 新温泉町、公用車に超小型EV【JP】
兵庫県新温泉町はこのほど、「ミニカー」「原付四輪」などと呼ばれる超小型の電気自動車(EV)、トヨタ車体の「コムス」2台を同社から無償で借り受け、公用車として利用を始めた。同町によると、コムスが但馬の自治体に貸し出されるのは初めてという。細い路地などでも走りやすく、「環境に優しい町」のPRにも活用する。
 
(10)東京電力、首都圏の電柱にEV向け急速充電器を新設へ【JP】
東電は、電柱を活用すれば急速充電器の設置コストが従来の半分程度に抑えられる工法を開発。まず首都圏で100台を設置し、EVの普及をふまえながら、数百台に増やす計画だという。日経の記事によれば「東電はインフラの整備を急ぎ、売電収入で収益を得る」と伝えているが、今後、国や地方自治体などが低コストのとされる電柱のEV充電の新設に補助金を支給するのかどうかも興味深い。
 
(a)2019 デロイト グローバル自動車消費者意識調査:消費者の自動運転に対する関心に“ブレーキ”がかかる
-「本年の調査では、電気自動車(EV)に対する消費者の需要の高まりが明らかになり、自動運転より先に電動化がグローバルモビリティに対する影響を与えるものであることが示されました。
 
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-北米-
テスラがピックアップトラック型EV開発 CEO表明【US】
Source: レスポンス
[Jun 12, 2019]
 
-欧州-
VW、自動運転車のAuroraとの提携を解消--フォード傘下のArgo AIに乗り換えか【DE】
Source: CNET
[Jun 12, 2019]
 
VWなどが北欧電池スタートアップに出資 【DE】
[Jun 12, 2019]
 
ダイムラーBMW、自動運転「業界標準作る」 サプライヤー候補も選定へ【DE】
Source: 乗り物ニュース
[Jun 12, 2019]
 
1台がバス、トラック、ゴミ収集車に変身---自動運転EVコンセプトをスカニアが発表【DE】
Source: レスポンス
[Jun 12, 2019]
 
-アジア・オセアニア
中国のEVメーカーAiways(愛馳)、自動車生産の加速に向け中国のOEM企業に17億5,000万人民元(約275億円)を出資【CN】
Source: The Bridge
[Jun 12, 2019]
 
-中東・アフリカ
 
-その他-
 
-日本-
ソフトバンクトヨタ合弁のモネ、来年に東南ア進出も【JP】
Source: 朝日新聞
[Jun 12, 2019]
 
ヤマハ発動機、台湾Gogoroに新型電動二輪車生産を委託 映像でお披露目【JP】
Source: 朝日新聞
[Jun 11, 2019]
 
路地も楽々、環境に優しい 新温泉町、公用車に超小型EV【JP】
Source: 神戸新聞
[Jun 13, 2019]
 
東京電力、首都圏の電柱にEV向け急速充電器を新設へ【JP】
Source: レスポンス
[Jun 12, 2019]
 
-論評・レポート-
2019 デロイト グローバル自動車消費者意識調査:消費者の自動運転に対する関心に“ブレーキ”がかかる
Source: JIJI.COM
[Jun 4, 2019]
 
-実証実験・試験運用
 
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補助金等-
平成31年度クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金(CEV補助金
申請期間:2019年 4月22日〜
窓口:一般社団法人次世代自動車振興センター
 
▼充電設備等導入促進事業(補助金)【東京都】
申請期間:2019年 6月4日〜
クール・ネット東京
 
※全国の地方自治体の補助制度・融資制度・税制特例措置
 
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-学会・シンポジウム・セミナー
国際学生EVデザインコンテスト2019
日時:2019年1月25日〔月〕-2020年3月31日〔火〕    
会場:福武ホール(表彰式開催場所予定)
主催:電気自動車普及協会
 
● MaaS×新規事業とANAのチャレンジ
日時:2019年6月18日〔火〕
会場:SSK セミナールーム
主催:新社会システム総合研究所
※有料
 
東京オリ・パラとCASE・MaaS
日時:2019年6月19日〔水〕-2020年6月20日〔木〕    
会場:ビジョンセンター新宿
主催:イード
※有料
 
●新規事業とANAのチャレンジ
日時:2019年8月1日〔木〕
会場:SSK セミナールーム
主催:新社会システム総合研究所
 
学生フォーミュラ日本大会2019
日時:2019年8月27日〔火〕-8月31日〔土〕
会場:エコバ
 
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※JIS X 0306 国名コード表