No.2542電気自動車関連主要海外ニュース

(1)ELECTRIFY AMERICAが電気自動車用の新しい充電料金とモバイルアプリを発表【US】
フォルクスワーゲンアメリカの子会社である「Electrify America」が、電気自動車用の便利なモバイルアプリと充電料金プラン(会員制度)を発表した。ステーションも急ピッチで拡大する方向で、電気自動車用のインフラがアメリカで整いつつある。
 
(2)ルノー、ラストマイル配達想定の小型EV発表…航続150km【FR】
EZ-FLEXは、ルノーが開発した小型の商用EVプロトタイプだ。都市部での配達における「ラストマイル」の課題に対するソリューションを提案した1台が、ルノーEZ-FLEXとなる。EZ-FLEXのボディサイズは、全長3860mm、全幅1650mm、全高1880mm。最小回転半径は4.5 mと、取り回し性に優れる。コンパクトボディでありながら、荷室容量は3立方mを確保している。
 
(3)VW、新開発の自動運転システムを発表…レベル3/4に対応【DE】
フォルクスワーゲンは、今年のウィーン国際エンジンシンポジウムにおいて、新開発の自動運転システムを発表した。この自動運転システムは、「IQ.DRIVE」のブランド名が冠される最新のシステムとなる。この自動運転システムは必要に応じて、「ID.Pilot」(アイディ.パイロット)モードを起動させることが可能。レベル3またはレベル4の自動運転で走行することができる。
 
(4)自動運転トラック、公道での試験運用始まる スウェーデン【SE】
スウェーデンの新興企業「Einride」は、物流の中心地であるヨンショーピング市の道路で、電気で走行する無人トラックの運用を開始した。試験運用は2020年末まで行われる見通し。同社によれば、バックアップのための運転手を乗せない完全に自動走行するトラックが公道の走行を許可されたのは今回が初めて。自動運転トラックは離れた場所からオペレーターが監視を行う。必要な場合にはトラックをコントロールできるという。他企業の自動運転車は、運転を引き継ぐために車内に運転手を乗せて公道を試験走行している。トラックにはカメラやレーダー、3Dセンサーを搭載。周囲360度を認識できるという。
 
(5)韓国2大巨頭のヒュンダイとキアが、EVハイパーカー企業『リマック』に共同出資【CN】
韓国を代表する2大自動車メーカーであるヒュンダイとキアが、クロアチアで2009年に創業したEVハイパーカー企業の『リマック・アウトモビリ』に対し、8000万ユーロ(約98億2000万円)の共同出資を決め、高性能な電気自動車技術にアプローチすべく資本参入すると発表した。
 
(6)ホンダ・GM、次世代送電網使ったEV普及研究【JP】
ホンダは米ゼネラル・モーターズGM)と連携し、電気自動車(EV)を蓄電池として活用するスマートグリッド(次世代送電網)の共同研究を始める。ブロックチェーン(分散型台帳)を用い、送電網とEV間で電力がやりとりされた情報を正確に記録する。蓄電への対価をEV所有者が得られるようにし、普及を促す狙いだ。
 
(a)自動運転時代に有人オペレーションの必要性が高まるという不思議
テレオペレーションは、自動運転の安全を確保する装置としてグーグルのウェイモやウーバーでも採用している。デザイネーテッド社は「今後数年で、こうした自動運転に特化したテレオペレーションのシェア20%を確保したい」として、現在サービスの売り込みを行っている。今後、完全な自動運転システムが完成した場合でも、“テレオペレーションの存在は必要”という認識が高まっており、成長が見込まれているビジネス分野だ。
 
(b)エンジン車とEV、環境で利点変化 マツダ工学院大学とCO2排出量比較
化石燃料による発電が多い地域はエンジン車の環境負荷が相対的に小さく、再生可能エネルギーの発電利用が進む地域では電気自動車(EV)が環境にやさしい-。マツダ工学院大学が、車の“一生”を通じて排出される二酸化炭素(CO2)の量を算出した結果、こうした傾向が浮かび上がった。同社は共同研究を継続し、環境負荷情報を世界市場の攻略に生かす可能性を探りたい考えだ。
 
(c)「電気自動車用充電設備 (EVSE) の世界市場の動向・予測 ~2027年:レベル1・レベル2・レベル3」
株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「電気自動車用充電設備 (EVSE) の世界市場の動向・予測 ~2027年:レベル1・レベル2・レベル3」 (MarketsandMarkets発行) の販売を5月20日より開始した。
 
(d)シトロエンCEO「2025年までに全車種EV/PHV化」宣言 ── 仏メーカーとMaaSのリアルな未来
「PSAとして、自動運転についての明確な方針を持っています。自動運転にはレベル1からレベル5までありますが、そのうちレベル4と5については、個人向けのマーケットは当面考えていません。なぜなら、高価なものになりすぎるからです。レベル4以上は、トラックや長距離バスのような、大きな自動車に向けた技術だと考えています」
 
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-北米-
ELECTRIFY AMERICAが電気自動車用の新しい充電料金とモバイルアプリを発表【US】
Source: EV SMART
[May 17, 2019]
 
-欧州-
ルノー、ラストマイル配達想定の小型EV発表…航続150km【FR】
Source: レスポンス
[May 20, 2019]
 
VW、新開発の自動運転システムを発表…レベル3/4に対応【DE】
Source: レスポンス
[May 20, 2019]
 
自動運転トラック、公道での試験運用始まる スウェーデン【SE】
Source: CNN
[May 20, 2019]
 
-アジア・オセアニア
韓国2大巨頭のヒュンダイとキアが、EVハイパーカー企業『リマック』に共同出資【CN】
Source: auto sports
[May 20, 2019]
 
-中東・アフリカ
 
-その他-
 
-日本-
ホンダ・GM、次世代送電網使ったEV普及研究【JP】
[May 20, 2019]
 
-論評・レポート-
自動運転時代に有人オペレーションの必要性が高まるという不思議
Source: Car and Driver
[May 20, 2019]
 
エンジン車とEV、環境で利点変化 マツダ工学院大学とCO2排出量比較
Source: Sankei Biz
[May 20, 2019]
 
「電気自動車用充電設備 (EVSE) の世界市場の動向・予測 ~2027年:レベル1・レベル2・レベル3」
Source: DREAM NEWS
[May 20, 2019]
 
シトロエンCEO「2025年までに全車種EV/PHV化」宣言 ── 仏メーカーとMaaSのリアルな未来
Source: Business Insider
[May 20, 2019]
 
-実証実験・試験運用
 
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補助金等-
▼電気自動車等の普及促進事業
申請期間:2018年7月17日〜2019年3月31日
窓口:東京都環境公社
 
平成31年度クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金(CEV補助金
申請期間:2019年 4月22日〜
窓口:一般社団法人次世代自動車振興センター
 
※全国の地方自治体の補助制度・融資制度・税制特例措置
 
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-学会・シンポジウム・セミナー
国際学生EVデザインコンテスト2019
日時:2019年1月25日〔月〕-2020年3月31日〔火〕    
会場:福武ホール(表彰式開催場所予定)
主催:電気自動車普及協会
 
●EVS32
日時:2019年5月19日〔日〕-5月22日〔水〕
会場:EUREXPO LYON
主催:AVERE
 
人とクルマのテクノロジー展2019
日時:2019年5月22日〔水〕-5月24日〔金〕
会場:パシフィコ横浜・展示ホール
 
公共交通事業者から見た日本版MaaSの事業モデルとは?
日時:2019年5月23日〔木〕    
会場:品川シーズンテラスカンファレンス
主催:LIGARE
※有料
 
●全固体電池開発の現状と将来展望
日時:2019年5月29日〔水〕    
会場:アーバンネット神田カンファレンス
主催:新社会システム総合研究所
※有料
 
●第3回ReVisionモビリティサミット
日時:2019年6月6日〔木〕-2019年6月7日〔金〕    
会場:ベルサール御成門タワー
主催:ReVision Auto&Mobility
 
● MaaS×新規事業とANAのチャレンジ
日時:2019年6月18日〔火〕
会場:SSK セミナールーム
主催:新社会システム総合研究所
※有料
 
学生フォーミュラ日本大会2019
日時:2019年8月27日〔火〕-8月31日〔土〕
会場:エコバ
 
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※JIS X 0306 国名コード表