No.2529電気自動車関連主要海外ニュース

(1)米国の電気自動車の新規登録台数は昨年の2倍となる20万8000台【US】
電気自動車の成長は、ZEV(ゼロエミッション車)プログラムに署名しているカリフォルニア州などの10州に集中している。カリフォルニア州は最初にZEVプログラムの実施を開始した州で、州の規制により自動車メーカーは電気自動車と電気トラックを販売しなくてはならない。コネチカット州メイン州メリーランド州マサチューセッツ州ニュージャージー州ニューヨーク州オレゴン州ロードアイランド州バーモント州もZEVプログラムに署名している。カリフォルニア州の2018年の電気自動車の新規登録は95,000台で、米国全体のほぼ46%にあたるとIHSは述べている。米国で登録されている電気自動車のうちカリフォルニア州が59%を占めている。
 
(2)ソリッドパワー社、フォード・モーター・カンパニーから投資 - 次世代電気自動車用全固体電池開発で提携【US】
コロラド州ルイビル -- ソリッドパワー社は米自動車大手フォード・モーター・カンパニーと提携し、次世代電気自動車用全固体電池(ASSB)の開発を手がける。全固体電池は現在の業界標準であるリチウムイオン電池に比べ、エネルギー面、安全面で優れている。今回発表された提携では、自動車要件にかなうようASSBの開発さらに進めることに注力する。この提携により、2019年第2四半期に完全稼働を目指しているソリッドパワー社初となる全自動ロールツーロール方式設備は大きく前進することになるだろう。
 
(3)メルセデス・ベンツ 新型CクラスのPHEVモデルを初スクープ!EV走行距離は驚異の100km【DE】
予想されるパワートレインは、直列4気筒ガソリン/ディーゼル直列6気筒ガソリン/ディーゼルエンジンを搭載。目玉は直列4気筒エンジン+電気モーターのプラグインハイブリッドで、EV走行だけで100kmと噂されている。現行「C350e」のEV走行は28.6km、BMW「3シリーズ」新型のプラグインハイブリッドのEV走行が50kmから60kmと予想されているので、事実なら驚異的な進化となる。
 
(4)超小型電気自動車が有料運行開始、広島県福山市【JP】
広島県福山市は15日、昨年秋に同市鞆町で実証運行を行った超小型電気自動車(グリーンスローモビリティ)が有料運行を始めると発表した。19日から、アサヒタクシー(福山市)が毎日9時~18時に鞆町内のみで運行する。料金は通常のタクシーと同額(初乗り630円)。今年夏には鞆鉄道(同)もバスとして運行を始める。
 
(5)三井物産、車載電池を貸し出し 米EVバス最大手と【JP】
-電気自動車(EV)の普及を見越して、大手商社や自動車メーカーが車載電池の再利用ビジネスに乗り出した。三井物産はEVバスの運行会社に搭載する電池を貸し出した後に、一定期間が過ぎて劣化したものを太陽光発電の蓄電池として利用する事業を始めた。日産自動車住友商事、丸紅の3社は6月、再利用品を使った急速充電器を発売する。三井物産はこのほど米EVバス製造最大手のプロテラと提携した。
 
(6)トヨタが小型EV『ロンバス』提案、ひし形キャビン…上海モーターショー2019【JP】
ロンバスは、トヨタの中国における研究開発拠点のTMEC(トヨタ自動車研究開発センター中国有限会社)が、開発を手がけたコンセプトカーだ。開発のテーマは、「中国の90後(1990年以降生まれ)の若者の価値観やライフスタイルに合う車」。コンパクトなボディサイズで、都市に似合うEVを提案している。
 
(a)中国EV生産義務づけ、メーカーは巨額損失も覚悟
中国政府から電気自動車(EV)生産を義務づけられている自動車メーカーは、政府が定めた目標を達成するかどうかにかかわらず、巨額の損失を被る可能性に直面している。
 
(b)EV新モデルを世界初公開 日系各社が上海モーターショーで
中国最大規模の自動車展示会「第18回上海国際汽車工業展覧会(上海モーターショー)」が16日、上海市で開幕した。足元で自動車販売台数の伸びが鈍化し競争が激しくなる中、日系自動車メーカーは中国市場に投入する電気自動車(EV)や主力車の最新モデルを世界で初公開した。
 
(c)(中国)EV、供給過多の懸念拭えず 自動車各社、問われる戦略
自動車各社が上海国際モーターショーでEVや、EVとして走行し、電池が切れればエンジンで走るプラグインハイブリッド車(PHV)などの電動車を矢継ぎ早に発表するのは、世界最大市場を抱える中国の環境規制に対応するためだ。ただ、各社の生産計画の積み上げが、電動車の供給過多につながる懸念も強まっている。需給バランスが大きく崩れれば、中国市場が電動車の普及を牽引(けんいん)するというシナリオに基づく各社の戦略も修正を迫られかねない。
 
(d)接触給電舗装の実用性確認/東亜道路、東大が共同研究 EV時代を支える技術
東亜道路工業東京大学大学院新領域創成科学研究科の堀洋一教授らの研究グループは、走行中非接触給電舗装の試験施工を同社技術研究所構内で実施した。走行中の電気自動車(EV)へ充電できる舗装の実用化に向けた研究の一環で、大型車交通量の少ない道路であれば実用に耐え得る強度があることを確認した。性能評価結果は5月23日、横浜市パシフィコ横浜で開かれる自動車技術会2019年春季大会内で発表する予定だ。
 
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-北米-
米国の電気自動車の新規登録台数は昨年の2倍となる20万8000台【US】
Source: TC
[Apr 17, 2019]
 
ソリッドパワー社、フォード・モーター・カンパニーから投資 - 次世代電気自動車用全固体電池開発で提携【US】
Source: ニコニコニュース
[Apr 17, 2019]
 
-欧州-
メルセデス・ベンツ 新型CクラスのPHEVモデルを初スクープ!EV走行距離は驚異の100km【DE】
Source: Clicccar
[Apr 18, 2019]
 
-アジア・オセアニア
 
-中東・アフリカ
 
-その他-
 
-日本-
超小型電気自動車が有料運行開始、広島県福山市【JP】
Apr 15, 2019]
 
三井物産、車載電池を貸し出し 米EVバス最大手と【JP】
Apr 16, 2019]
 
トヨタが小型EV『ロンバス』提案、ひし形キャビン…上海モーターショー2019【JP】
Source: 価格.COM
Apr 25, 2019]
 
-実証実験・試験運用
 
-論評・レポート-
中国EV生産義務づけ、メーカーは巨額損失も覚悟
Source: THE Wall Street Journal
[Apr 17, 2019]
 
EV新モデルを世界初公開 日系各社が上海モーターショーで
Source: NNA ASIA
[Apr 17, 2019]
 
◆(中国)EV、供給過多の懸念拭えず 自動車各社、問われる戦略
Source: Sankei Biz
[Apr 17, 2019]
 
接触給電舗装の実用性確認/東亜道路、東大が共同研究 EV時代を支える技術
[Apr 17, 2019]
 
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補助金等-
▼電気自動車等の普及促進事業
申請期間:2018年7月17日〜2019年3月31日
窓口:東京都環境公社
 
※全国の地方自治体の補助制度・融資制度・税制特例措置
 
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-学会・シンポジウム・セミナー
国際学生EVデザインコンテスト2019
日時:2019年1月25日〔月〕-2020年3月31日〔火〕    
会場:福武ホール(表彰式開催場所予定)
主催:電気自動車普及協会
 
TECHNO-FRONTIER技術シンポジウム 2019
日時:2019年4月17日〔水〕-2019年4月19日〔金〕    
主催:TECHNO-FRONTIER技術シンポジウム事務局
 
ウーバー革命
日時:2019年4月23日〔火〕    
会場:紀尾井フォーラム
主催:SSK
※有料
 
●EVS32
日時:2019年5月19日〔日〕-5月22日〔水〕
会場:EUREXPO LYON
主催:AVERE
 
人とクルマのテクノロジー展2019
日時:2019年5月22日〔水〕-5月24日〔金〕
会場:パシフィコ横浜・展示ホール
 
学生フォーミュラ日本大会2019
日時:2019年8月27日〔火〕-8月31日〔土〕
会場:エコバ
 
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※JIS X 0306 国名コード表