No.2527電気自動車関連主要海外ニュース

(1)トヨタGM、フォード、自動走行車の安全基準策定に向けコンソーシアム結成へ【US】
モビリティー分野の専門機関、自動車技術者協会(SAE)は4月3日、トヨタ自動車、ゼネラルモータース(GM)、フォードとのパートナーシップによる自動走行車(AV)の安全基準の策定を促進するための新しい枠組み、Automated Vehicle Safety Consortium(AVSC)を結成すると発表した。
 
(2)パナソニックの苦悩---テスラがEV電池米工場の追加投資を凍結【US】
米国の電気自動車(EV)メーカーのテスラとパナソニックが米国のネバタ州で共同運営する世界最大のEV向けの車載用電池工場「ギガファクトリー1」の生産能力を高めるための追加投資を凍結するという。きょうの日経が1面準トップで報じている。両社は、2020年をめどに生産能力を5割増やす計画だったが、足元のEVの販売台数が想定を下回り、「数千億円規模の先行投資はリスクが大きいと判断した」と伝えている。
 
(3)メルセデス・ベンツ初のEV、9月発売か【DE】
メルセデス・ベンツコリアは2019年9月にも、電気自動車(EV)専用ブランド「EQ」の第1弾となる、スポーツタイプ多目的車(SUV)「EQC」を韓国で発売する見通しだ。
 
(4)プジョーの新型「208」、EVを初設定、2023年までに全モデルに電動車を追加 ほか【FR】
フランス・プジョー(Peugeot)は、「ジュネーブモーターショー」に新型「208」を出展する。新型208はガソリンおよびディーゼルエンジンのほか、初めて電気自動車(EV)を設定する。エンジン車、EVともに2019年秋に発売する予定。同社は2023年までに全モデルに電動車を追加する計画で、今回の「e-208」が最初のモデルとなる。
 
(5)日産・リーフとの勝負は? ルノー最小EV「ゾエ」の新型は大幅パワーアップで今秋にも登場【FR】
「ゾエ」は、2018年上半期の欧州販売実績においてベストセラーEVの座を日産「リーフ」に明け渡したが、後半に盛り返し、年間で3万9458台を販売。前年比26.1%増と2桁の伸びを見せた。ルノーグループとしても前年比62.1%増で、欧州EV市場で不動の地位をキープしている。同じグループ内ではありますが、日産「リーフ」とは強力なライバル関係が今後も続く。
 
(6)バンコクモーターショー閉幕 EV受注6166台【TH】
3月27日―4月7日にバンコク郊外で開催されたタイ最大規模のモーターショー「第40回バンコク・インターナショナル・モーターショー2019」の会場での受注台数(主催者発表)は自動車が前年比3%増の3万7769台、電気自動車(EV)が6166台、バイクが5343台だった。
 
(7)電気自動車の実証試験事業を実施へ【LA】
ラオス電力公社(EDL)のブンウム・シーワンペング社長とEVラオのブンルート・ルアンパスート社長は4月2日、ラオス国内における電気自動車(EV)用充電ステーションの実証試験事業実施に関する協力覚書(MOU)を締結した。両社は自動車用充電器「EVon」100台を、首都ビエンチャンを中心に空港や商業施設などに設置し、試験運用を行うとしている。対象はEVのみならず、プラグインハイブリッド車や電動二輪車でも実験をするという。
 
(8)電動車の普及とその社会的活用を促進するため、官民・企業間の協業を促す「電動車活用社会推進協議会」を立ち上げます【JP】
-「地球規模での気候変動対策や、省エネの観点から電動車(xEV)の普及が急務となっているとともに、特に電気自動車、プラグインハイブリッド自動車燃料電池自動車の蓄電・給電機能を災害時に活用することや、エネルギーシステムの一部として活用することの社会的な期待が高まっています。経済産業省は、電動車の普及を進め、こうした社会的要請にこたえるために、自動車メーカー、エネルギー企業、電動車活用を積極的に進める企業や地方自治体等とともに「電動車活用社会推進協議会」を立ち上げます」
 
(9)ついに高速道路限定での「手放し」運転支援機能をBMWが夏から導入【JP・DE】
ビー・エム・ダブリュー株式会社は4月10日、国内モデルとして初の「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」搭載車両を、夏以降に日本に導入する予定とリリースした。これはつまり限定的な状況において「手放し可能」な運転支援機能が実現することを意味する。
 
(10)ビルとEVの電力相互供給、日産に吹く追い風【JP】
日産自動車が、電気自動車(EV)とビルの間で電力を相互供給する「V2B(ビークル・ツー・ビルディング)」の普及に向けた取り組みを活発化している。通信会社や電力会社と実証実験を行い、早期のサービス化を目指す。企業や自治体で二酸化炭素(CO2)削減ニーズが高まっていることが背景にある。日産はV2Bをテコに「リーフ」などのEVを拡販したい意向だ。
 
(11)トヨタ C-HR のEV、兄弟車とともに発表へ…上海モーターショー2019【JP】
トヨタは、C-HRとイゾアをベースに開発したEVを2020年、中国市場に投入する計画。上海モーターショー2019では、両EVがワールドプレミアを飾る予定だ。
 
(12)日産インフィニティ、初の電気自動車3年後立ち上げ 中国で生産【JP】
今のところ、インフィニティ初の電気自動車モデル(eセダン)を中国以外で生産する予定かどうかは不明。だが、インフィニティの広報担当者は、中国から輸出する意向は持っていないと述べた。
 
(13)FPT、ヤマハ発動機、Ecoparkによる自動運転車両システムの共同開発について【JP】
ハノイ, ベトナム--(BUSINESS WIRE)-- (ビジネスワイヤ)--(木)、ベトナムでITシステム開発をリードするFPT、二輪車の製造・販売の大手企業ヤマハ発動機、都市開発社Ecoparkは、電動小型車両の自動運転システムについて、共同開発を目的とした実証実験に関する覚書を締結した。
 
(14)土砂降りでも走れる自動運転、三菱電機が可能に【JP】
現在の自動運転車のセンサーで三種の神器と言われているのが「カメラ」「ミリ波レーダー」、それに「LiDAR(ライダー)」の3種類である。これらのセンサーは周囲の状況を知るのに光や電波を使っているのだが、雨や霧(そして雪も)は程度の差こそあれ、これらを遮ってしまう。このためセンサーの感度が下がってしまうわけだ。三菱電機は2月に報道関係者向けに開催した「研究開発成果披露会」で、天候に応じてこの3種類のセンサーからの情報を最適に組み合わせて判断する「悪天候に対応可能な車載向けセンシング技術」を開発した。
 
(ⅰ)愛知県で公道を使った「自動運転バス」の実証実検がスタート【JP】
名古屋鉄道名鉄バス群馬大学の技術協力を得て、県内初の試みとなる公道を使った「自動運転バス」の実証実検をスタートさせた。群馬大学が開発した自動運転バスで、名鉄尾張旭駅から長久手市の愛知医科大学病院までの4.5km区間を5往復/日するもの。
 
(a)中国で自動運転バスに乗って判明! AI覇権争いでグーグルは負ける
今回、自動運転バスの社会実装を実現したバイドゥは、一歩抜け出した感がある。AIの学習に欠かせないビッグデータの収集において、社会実装は早ければ早いほど一日の長があるからだ。日々、運行される自動運転バスから収集されるビッグデータは、自動運転プラットフォーム構想の「アポロ計画」を大きく後押しすることは間違いないだろう。社会実装が遅れている米企業に比べて、格段に優位に立ったといえる。
 
(b)二度目の実証実験で驚くべき進化---日産とDeNAの自動運転「Easy Ride」
DeNA日産自動車は、無人運転車によるオンデマンド配車サービス「Easy Ride(イージーライド)」の実証実験を、横浜市みなとみらい地区において2月19日より約1ヶ月間にわたって実施。今回は昨年に続く2回目の実験で、より実現に近いサービスとして実施された。
 
(c)EUが目指す移動の未来、欧州全域を自動運転化する「MaaS」計画
EUの運輸部門のVioleta Bulcはのアイデア欧州全域に広がるMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)の実現につながる。このようなビジョンは、北米大陸ではまだ提示されていない。
 
(d)完全自動運転の到来は、まだ先になる? フォードCEOの発言に見る実現までの長い道のり
-カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチ (英文名: Counterpoint Technology Market Research 以下、カウンターポイント社)は、電気自動車(EV)が自動車市場において、高度で信頼性が高く、手頃な価格帯のオプションとなったことにより、販売台数は2017年の120万台から大きく伸び、2019年には約200万台へ達する見込みであるという調査結果を含む、自社のSmart Mobilityサービスによる最新調査を発表致した。
 
(e)ウーバー、自動運転車の本格普及には時間要する=開発責任者
米配車大手ウーバー・テクノロジーズ(IPO-UBER.N)は自動運転車が大規模に使用されるには長い時間を要するが、自動運転技術は人命を救うと考えている。トロントを本拠とするウーバー・アドバンスト・テクノロジーズ・グループ(ATG)の主任科学者で責任者のラケル・ウルタスン氏が8日、ニューヨークで開催されたイベント「ロイター・ニューズメーカー」で発言した。
 
(f)電気自動車の世界市場、2019年には200万台に
フォードCEOのジム・ハケットが、完全な自律走行車の実現について「期待されたほど早くない」といった趣旨の発言をして話題になっている。こうした空気が自動車業界に広がるなか、ゼネラルモーターズは今年中の自律走行車の展開に向けて「予定通り」との姿勢を崩さない。完全なる自動運転の実現に向けた状況は視界不良が続いている。
 
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-北米-
トヨタGM、フォード、自動走行車の安全基準策定に向けコンソーシアム結成へ【US】
Source: JETRO
[Apr 11, 2019]
 
パナソニックの苦悩---テスラがEV電池米工場の追加投資を凍結【US】
Source: レスポンス
[Apr 12, 2019]
 
-欧州-
メルセデス・ベンツ初のEV、9月発売か【DE】
Source: NNA ASIA
[Apr 10 2019]
 
プジョーの新型「208」、EVを初設定、2023年までに全モデルに電動車を追加 ほか【FR】
Source: 日経XTECH
[Apr 10 2019]
 
日産・リーフとの勝負は? ルノー最小EV「ゾエ」の新型は大幅パワーアップで今秋にも登場【FR】
Source: CLICCCAR
[Apr 10 2019]
 
-アジア・オセアニア
バンコクモーターショー閉幕 EV受注6166台【TH】
Source: news clip be
[Apr 10, 2019]
 
電気自動車の実証試験事業を実施へ【LA】
Source: JETRO
[Apr 11, 2019]
 
-中東・アフリカ
 
-その他-
 
-日本-
電動車の普及とその社会的活用を促進するため、官民・企業間の協業を促す「電動車活用社会推進協議会」を立ち上げます【JP】
Source: ニュースイッチ
Apr 8, 2019]
 
ついに高速道路限定での「手放し」運転支援機能をBMWが夏から導入【JP・DE】
Source: Yahoo!ニュース
[Apr 10 2019]
 
ビルとEVの電力相互供給、日産に吹く追い風【JP】
Source: ニュースイッチ
Apr 10, 2019]
 
トヨタ C-HR のEV、兄弟車とともに発表へ…上海モーターショー2019【JP】
Source: ニュースイッチ
Apr 9, 2019]
 
日産インフィニティ、初の電気自動車3年後立ち上げ 中国で生産【JP】
Source: REUTERS
Apr 10, 2019]
 
FPT、ヤマハ発動機、Ecoparkによる自動運転車両システムの共同開発について【JP】
Source: REUTERS
Apr 10, 2019]
 
土砂降りでも走れる自動運転、三菱電機が可能に【JP】
Source: 日経XTECH
Apr 12, 2019]
 
-実証実験・試験運用
愛知県で公道を使った「自動運転バス」の実証実検がスタート【JP】
Source: clicccar
[Apr 11, 2019]
 
-論評・レポート-
中国で自動運転バスに乗って判明! AI覇権争いでグーグルは負ける
Source: 現代メディア
[Apr 12, 2019]
 
二度目の実証実験で驚くべき進化---日産とDeNAの自動運転「Easy Ride」
Source: レスポンス
[Apr 11, 2019]
 
EUが目指す移動の未来、欧州全域を自動運転化する「MaaS」計画
Source: Forbes
[Apr 11, 2019]
 
完全自動運転の到来は、まだ先になる? フォードCEOの発言に見る実現までの長い道のり
Source: WIRED
[Apr 4, 2019]
 
ウーバー、自動運転車の本格普及には時間要する=開発責任者
Source: WIRED
[Apr 8, 2019]
 
電気自動車の世界市場、2019年には200万台に
Source: WIRED
[Apr 11, 2019]
 
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補助金等-
▼電気自動車等の普及促進事業
申請期間:2018年7月17日〜2019年3月31日
窓口:東京都環境公社
 
※全国の地方自治体の補助制度・融資制度・税制特例措置
 
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-学会・シンポジウム・セミナー
国際学生EVデザインコンテスト2019
日時:2019年1月25日〔月〕-2020年3月31日〔火〕    
会場:福武ホール(表彰式開催場所予定)
主催:電気自動車普及協会
 
APAC-20バンコク大会 in 2019(第20回アジア太平洋自動車技術会議)
日時:2019年4月1日〔土〕-2019年4月4日〔日〕    
会場:Bangkok, Thailand
主催:SAE-Thailand
 
CASE、MaaS、VaaSI 次世代自動車産業の最新動向と戦略
日時:2019年4月15日〔月〕    
会場:SSK セミナールーム
主催:SSK
※有料
 
TECHNO-FRONTIER技術シンポジウム 2019
日時:2019年4月17日〔水〕-2019年4月19日〔金〕    
主催:TECHNO-FRONTIER技術シンポジウム事務局
 
ウーバー革命
日時:2019年4月23日〔火〕    
会場:紀尾井フォーラム
主催:SSK
※有料
 
●EVS32
日時:2019年5月19日〔日〕-5月22日〔水〕
会場:EUREXPO LYON
主催:AVERE
 
人とクルマのテクノロジー展2019
日時:2019年5月22日〔水〕-5月24日〔金〕
会場:パシフィコ横浜・展示ホール
 
学生フォーミュラ日本大会2019
日時:2019年8月27日〔火〕-8月31日〔土〕
会場:エコバ
 
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※JIS X 0306 国名コード表