No.2526電気自動車関連主要海外ニュース
(1)米政府、EV供給網構築へ5月に官民会議 リチウム業者も参加【US】
-米政府は国内の電気自動車(EV)の供給網構築に向けた取り組みの第1弾として、5月初旬に自動車メーカーのほか、電気自動車の電池に不可欠なレアメタル(希少金属)のリチウムを生産する企業を集めた会議を開催する。
(2)豪華版EVで注目の中国「バイトン」が年内に生産開始を発表【CN】
-NIOに続く中国のEVメーカーとして、アリババが出資する「Xpeng(シャオペン、小鵬汽車)」や、元テスラの上級幹部らが立ち上げた「Lucid(ルシッド)」、ゲーム業界の老舗のThe9 Limited(第九城市)が最大6億ドル(約665億円)を出資すると宣言した「ファラデー・フューチャー」などの名があがっている。そんな中、今年のCESで48インチの巨大ディスプレイ搭載の、豪華版SUVのコンセプトカー「M-Byte」を披露して注目を浴びたのが、「Byton(バイトン)」だ。同社はBMW出身のメンバーらが創業した企業で、南京市やFAWグループ、バッテリーメーカーのCATLの出資も受けている。
-インドネシア政府は、電気自動車(EV)の開発促進に関する大統領令の草案で、17項目の刺激策を設定した。対象はEVの四輪車と二輪車で、ハイブリッド電気自動車(HEV)や燃料電池車(FCV)は対象外。6日付インベストール・デーリーが伝えた。
(4)新興EVメーカーの博郡、1号車を初公開へ【CN】
-江蘇省南京市を本拠とする新興電気自動車(EV)メーカー、南京博郡新能源汽車(博郡汽車、Bordrin)は3日、量産第1号モデルとなるスポーツタイプ多目的車(SUV)を11日に初公開すると発表した。 自動車情報サイトの網上車市によると、価格は25万~30万元(約415万~498万円)。
-NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)、日産自動車、兼松は、米国カリフォルニア州で2015年から実施している電気自動車(EV)の実証事業に「CHAdeMO(チャデモ)」規格の出力100kW 超高速充電器を導入し、運用を開始した。
-パナソニックはインドで電気自動車(EV)の充電網整備への参入検討を始めた。現地のエネルギー会社との実証実験を開始し、別のエネルギー会社や電動二輪車メーカーとの提携交渉も進める。インド政府は2030年までに国内で販売する車の3割をEVにする目標を掲げており、拡大する需要を取りこむ。
(ⅰ)上汽、米国で自動運転EVの走行デモ【CN】
-中国自動車最大手の上海汽車集団(上汽集団)が、米国で自動運転車両の走行実験を行っている。米カリフォルニア大学デービス校が2日、発表した。
(a)日本のバス市場を、中国企業が変える? BYDが投入する「小型EVバス」の実力
-日本を走る路線バス約6万台のうち、EVバスはBYDの23台を含んでも約40台と、全体の0.1%にも満たない。航続距離、充電時間と充電インフラ、車両価格がネックとなり、EVバスは普及が進んでいないのが現実だ。これに対してBYDは、日本国内で小型バスの需要は高いため、航続距離200キロ、充電3時間の性能と、1950万円の価格であれば普及は可能と判断。特に価格については「各国と比べても安く、かなり限界的な数字。補助金がなくても受け入れてもらえる価格と考えている」という。航続距離200キロは高速道路や山坂道などを走る長距離バスには向かないが、平坦な町中を巡回する路線バスであれば普及が可能と思われる。
-「我々はレベル4(一定条件下での完全自動運転)、レベル5(完全自動運転)、そして無人運転を目指している。レベル3までならドライバーは運転から解放されないし、本当の意味での次世代モビリティーにはならないからだ」
-VWは2019年3月に、同年末から生産を開始するEV専用PF「Modular Electric Toolkit(MEB)」を他社に販売すると表明した。VWが掲げるMEBの販売目標は壮大で、「1500万台規模」に達する。トヨタにとって、とても見過ごせない規模感である。乗用車の世界販売台数は大体、年間1億台。2030年の厳しい環境規制を想定すると、「半分の5000万台が電動車になる」(トヨタ副社長の寺師茂樹氏)。VWは、そのうち3割というとてつもないシェアをMEBで握る目標を掲げたわけだ。
(d)車を売らないEV企業「カヌー」が提案する、未来の移動ツール
-BMW出身の3名が設立し、10億ドルの資金を調達したEV(電気自動車)企業として注目を浴びたのが、ロサンゼルス本拠の「EVelozcity」だ。同社は製造を全て外部に委託することでコストを抑え、5万ドル以下のEV車両3種類を2021年までにリリースすると宣言したが、先日、社名を「カヌー(Canoo)」に改め、サブスクリプション型のビジネスモデルに特化した事業を始動するとアナウンスした。同社が新たに掲げるゴールは「消費者を大手自動車メーカーが支配する、車の所有というライフスタイルから解放すること」だ。カヌーは、クルマを売るのではなく、4車種のEVを月額固定の料金で提供していくことを目指す。
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-北米-
■米政府、EV供給網構築へ5月に官民会議 リチウム業者も参加【US】
Source: Reuters
[Apr 5, 2019]
-欧州-
-アジア・オセアニア-
■豪華版EVで注目の中国「バイトン」が年内に生産開始を発表【CN】
Source: Forbes
Source: NNA ASIA
■新興EVメーカーの博郡、1号車を初公開へ【CN】
Source: NNA ASIA
-中東・アフリカ-
-その他-
-日本-
Source: 日本経済新聞
[Apr 4, 2019]
Source: 日本経済新聞
[Apr 5, 2019]
-実証実験・試験運用-
▶上汽、米国で自動運転EVの走行デモ【CN】
Source: NNA ASIA
-論評・レポート-
◆日本のバス市場を、中国企業が変える? BYDが投入する「小型EVバス」の実力
Source: J CAST
◆「自動運転レベル2の次はレベル4に進め」ZMP社長
Source: 日本経済新聞
Source: 日経XTECH
◆車を売らないEV企業「カヌー」が提案する、未来の移動ツール
Source: Forbes
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-補助金等-
▼電気自動車等の普及促進事業
申請期間:2018年7月17日〜2019年3月31日
窓口:東京都環境公社
※全国の地方自治体の補助制度・融資制度・税制特例措置
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-学会・シンポジウム・セミナー
●国際学生EVデザインコンテスト2019
日時:2019年1月25日〔月〕-2020年3月31日〔火〕
会場:福武ホール(表彰式開催場所予定)
主催:電気自動車普及協会
日時:2019年4月1日〔土〕-2019年4月4日〔日〕
会場:Bangkok, Thailand
主催:SAE-Thailand
● 自動運転×コネクテッドカーの最新動向
日時:2019年4月3日〔水〕
会場:紀尾井フォーラム
主催:SSK
※有料
●CASE、MaaS、VaaSI 次世代自動車産業の最新動向と戦略
日時:2019年4月15日〔月〕
会場:SSK セミナールーム
主催:SSK
※有料
●TECHNO-FRONTIER技術シンポジウム 2019
日時:2019年4月17日〔水〕-2019年4月19日〔金〕
会場:幕張メッセ
主催:TECHNO-FRONTIER技術シンポジウム事務局
●ウーバー革命
日時:2019年4月23日〔火〕
会場:紀尾井フォーラム
主催:SSK
※有料
●EVS32
日時:2019年5月19日〔日〕-5月22日〔水〕
会場:EUREXPO LYON
主催:AVERE
日時:2019年5月22日〔水〕-5月24日〔金〕
会場:パシフィコ横浜・展示ホール
主催:自動車技術会
●学生フォーミュラ日本大会2019
日時:2019年8月27日〔火〕-8月31日〔土〕
会場:エコバ
主催:自動車技術会
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※JIS X 0306 国名コード表