No.2539電気自動車関連主要海外ニュース(2019年5月14日作成)

(1)EV充電ステーションのEVgo、供給電力に100%再生エネを活用へ【US】
米国の大手EV充電ステーションネットワークのEVgoは、展開する急速充電ステーションで使用する電力を100%再生可能エネルギーで賄うと発表した。
 
(2)BMW i4(BEVシリーズ)2021年発売を表明 本格的EV時代が迫っているDE】
BMW、ベンツ、VWアウディ、ポルシェ、ボルボGMなど主だった自動車メーカーは、BEVを発売してくると同時にPHEV、HEVなど全方位で対策してくるようだ。そんな中、BMWに新しい「iシリーズ」が加わった。BMW・i8、i3、iX3、そして今回BMW・i4の登場だ。BMW・i8、i3は、BEVであると同時にボディがグラファイトのため、高額でごく特殊なクルマとして造られたが、BMW・i4は、テスラ・モデル3よりも価格が安く設定されそうだ。プラットフォームはBMW 4シリーズ グランクーペと同じになるかもしれない。BMW・iX3に続き、BMWもBEV市場に本格的に参戦することとなる。
 
(3)ZF、自動運転の開発を促進---乗員認識システム技術企業を買収へDE】
ZFは5月13日、自動運転技術を手がけるシミ・リアリティ・モーション・システムズ(Simi Reality Motion Systems)社を買収すると発表した。シミ・リアリティ・モーション・システムズ社は1992年、ドイツ・ミュンヘン近郊に設立された。人間の動きを記録し、分析するための画像ベース3Dシステムに関して、豊富なノウハウを持つ。ZFによると、同社のノウハウは乗員認識システムの開発において重要であり、乗員認識システムは、自動運転車における安全の基本要素になるという。
 
(4)ビングループ、環境改善を目指しEVバスサービス提供へ【VN】
ベトナムの地場不動産デベロッパー大手でコングロマリットのビングループは5月2日、旅客輸送サービス会社「ビンバス(Vin Bus)」を設立したと発表した。2020年3月から5大都市(ハノイ、ハイフォン、ダナン、ホーチミンカントー)でサービスを開始する予定だ。2018年に自動車製造に参入したビングループの環境配慮型の電気自動車(EV)・EVバス開発戦略の一環で、傘下のビンファストが製造する100%EVバス3,000台を使用する。近代的な公共交通システムを通じて、国内主要都市の深刻な空気汚染や騒音の緩和を目指している。
 
(5)EV・PHVと住宅の双方向で給電 デンソーが装置を発売【JP】
V2H-充放電器を活用することで、電気料金の安い夜間に車両に充電した電気を昼間に使用することができ、電気料金の節約が可能。停電時でも車両に貯めた電気を住宅で活用できる。太陽光発電で作った電気を車両に貯めることで、電気を有効活用することも可能。
 
(6)自動運転業界マップ「2019年春 最新版」をリリース 全182企業・機関・ファンドを掲載【JP】
自動運転専門ニュースメディア「自動運転ラボ」(運営:株式会社ストロボ)は2019年5月14日、自動運転業界をカテゴリー別に可視化したカオスマップの最新バージョン「自動運転業界マップ『2019年春 最新版』」をリリースした。
 
(7)高速バス大手ウィラー、今秋にも国内で自動運転実験【JP】
高速バス大手のWILLER(ウィラー、大阪市)は今年秋にも日本国内で自動運転の実証実験を始める。6月から先行して実施する予定のシンガポールでの実験の成果を活用し、運用や商用化の手法などの課題を解決、新たな移動手段として実用化を急ぐ。今夏から日本で展開予定の次世代移動サービス「MaaS(マース)」にも活用する。
 
(8)低速自動運転を“商品レベル”で実現へ、ヤマハ発動機とDMPがAIで資本提携【JP】
今回は主に「製品に組み込むAI」に対する開発力強化の意味でDMPと業務資本提携を決めたとする。ヤマハ発動機 上席執行役員 先進技術本部長の藤田宏昭氏は「ヤマハ発動機では、以前からAI関連の開発委託でDMPとは関係があった。製品に組み込むことを考えると最終的にハードウェアまで落とし込めなければならない。このDMPの『製品に組み込めるという点」を評価し、従来以上の範囲で製品開発を共に行えるようにしたいということから関係強化に踏み切った」と狙いについて述べている。
 
(a)昭和最後の年に「EV世界一」宣言、日本はどこで間違った?
水戸部氏は「日本メーカーはエコカー技術で世界をリードした。しかし、ビジネス戦略は別だった」と指摘する。米ベンチャー企業のテスラは富裕層をターゲットに高級EVを量産し、後発ながら市場をリードした。大衆車を狙う日本メーカーとは異なる戦略だ。
 
(b)ACEA、欧州市場での電気自動車シェアと所得水準の相関性指摘
欧州自動車工業会(ACEA)は5月9日、欧州各国の電気自動車(ECV)販売シェアに関する統計を発表した。2018年(通年)の欧州・自動車販売(登録)データに基づき、国民1人当たりGDP水準の低い国において電気自動車シェアが伸び悩む傾向があることを明らかにした。
 
(c)Global Electric Driveトラック市場2019
電気駆動トラック市場レポートは、一次および二次運転者、電気駆動トラック市場シェア、主要セグメントおよび地理的分析に焦点を当てた専門的かつ詳細なレポートであり、Global Electric Drive Truck Market 2019レポートはElectric Drive Truck市場の特定期間のCAGR値を予測している。
 
(d)世界の電気自動車用バッテリー市場シェア2019
QYMarketStudyによって提供されるグローバル電気自動車電池市場2019、研究は定義、分類、アプリケーションおよび業界チェーン構造を含む業界の基本的な見通しを提供する。
 
(e)電気自動車用急速充電システムの世界市場 – 分析と予測:電気小型自動車急速充電システム・電気バス急速充電システム (2018-2028年)
当レポートでは、世界の電気自動車用急速充電システム市場を調査し、市場および製品の概要、市場成長への各種影響因子および市場機会の分析、各セグメント・地域/主要国別の動向と市場規模の推移と予測、競合環境、主要企業のプロファイルなど、体系的な情報を提供している。
 
(f)自動運転車市場、2030年に約8250万台規模へ
矢野経済研究所は2019年5月、ADAS(先進運転支援システム)/自動運転システムの世界市場が、2030年には約8250万台規模に達するとの予測を発表した。調査によると、自動運転に対応する車両の2018年実績は、合計で2385万4000台となった。このうち自動ブレーキや衝突警報装置を備えた、自動運転「レベル1」と呼ばれる自動車の台数が2114万8000台となり、対象車両の88.7%を占めた。
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-北米-
EV充電ステーションのEVgo、供給電力に100%再生エネを活用へ【US】
Source: Excite News
[May 12, 2019]
 
-欧州-
BMW i4(BEVシリーズ)2021年発売を表明 本格的EV時代が迫っているDE】
Source: BIglobe
[May 13, 2019]
 
ZF、自動運転の開発を促進---乗員認識システム技術企業を買収へDE】
Source: BIglobe
[May 14, 2019]
 
-アジア・オセアニア
ビングループ、環境改善を目指しEVバスサービス提供へ【VN】
Source: JETRO
[May 13, 2019]
 
-中東・アフリカ
 
-その他-
 
-日本-
EV・PHVと住宅の双方向で給電 デンソーが装置を発売【JP】
Source: レスポンス
[May 13, 2019]
 
自動運転業界マップ「2019年春 最新版」をリリース 全182企業・機関・ファンドを掲載【JP】
Source: 自動運転LAB.
[May 14, 2019]
 
高速バス大手ウィラー、今秋にも国内で自動運転実験【JP】
[May 14, 2019]
 
低速自動運転を“商品レベル”で実現へ、ヤマハ発動機とDMPがAIで資本提携 【JP】
Source: MONOist
[May 13, 2019]
 
-論評・レポート-
昭和最後の年に「EV世界一」宣言、日本はどこで間違った?
Source: ニュースイッチ
[Apr 23, 2019]
 
ACEA、欧州市場での電気自動車シェアと所得水準の相関性指摘
Source: JETRO
[May 13, 2019]
 
Global Electric Driveトラック市場2019
Source: おもちゃ屋パーク
[May 14, 2019]
 
世界の電気自動車用バッテリー市場シェア2019
Source: おもちゃ屋パーク
[May 13, 2019]
 
電気自動車用急速充電システムの世界市場 – 分析と予測:電気小型自動車急速充電システム・電気バス急速充電システム (2018-2028年)
Source: 日経XTREND
[May 13, 2019]
 
自動運転車市場、2030年に約8250万台規模へ
Source: EE TIMES
[May 13, 2019]
 
-実証実験・試験運用
 
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補助金等-
▼電気自動車等の普及促進事業
申請期間:2018年7月17日〜2019年3月31日
窓口:東京都環境公社
 
平成31年度クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金(CEV補助金
申請期間:2019年 4月22日〜
窓口:一般社団法人次世代自動車振興センター
 
※全国の地方自治体の補助制度・融資制度・税制特例措置
 
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-学会・シンポジウム・セミナー
○New! 公共交通事業者から見た日本版MaaSの事業モデルとは?
日時:2019年5月23日〔木〕    
会場:品川シーズンテラスカンファレンス
主催:LIGARE
※有料
 
国際学生EVデザインコンテスト2019
日時:2019年1月25日〔月〕-2020年3月31日〔火〕    
会場:福武ホール(表彰式開催場所予定)
主催:電気自動車普及協会
 
全固体電池開発の現状と将来展望
日時:2019年5月16日〔木〕    
会場:SSK セミナールーム
主催:新社会システム総合研究所
※有料
 
●EVS32
日時:2019年5月19日〔日〕-5月22日〔水〕
会場:EUREXPO LYON
主催:AVERE
 
人とクルマのテクノロジー展2019
日時:2019年5月22日〔水〕-5月24日〔金〕
会場:パシフィコ横浜・展示ホール
 
●全固体電池開発の現状と将来展望
日時:2019年5月29日〔水〕    
会場:アーバンネット神田カンファレンス
主催:新社会システム総合研究所
※有料
 
●第3回ReVisionモビリティサミット
日時:2019年6月6日〔木〕-2019年6月7日〔金〕    
会場:ベルサール御成門タワー
主催:ReVision Auto&Mobility
 
● MaaS×新規事業とANAのチャレンジ
日時:2019年6月18日〔火〕
会場:SSK セミナールーム
主催:新社会システム総合研究所
※有料
 
学生フォーミュラ日本大会2019
日時:2019年8月27日〔火〕-8月31日〔土〕
会場:エコバ
 
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※JIS X 0306 国名コード表