No.2534電気自動車関連主要海外ニュース

(1)米テスラ、EV向け金属の世界的な供給不足を予測【US】
米電気自動車(EV)メーカーのテスラが、電気自動車に利用されるニッケルや銅などの供給が近い将来に世界的に不足するとの見方を示していることが2日、複数の関係筋の話で明らかになった。
 
(2)フォードがEVスタートアップのリビアンに5億ドルを投資【US】
フォードは4月24日、カーシェアリング用自動運転機能を備えた電気自動車(EV)を製造するスタートアップのリビアン・オートモーティブ(以下、リビアン、注)に5億ドルを投資すると発表した。フォードはリビアンへの出資により、新しいEVを製造する。フォードは2022年までに110億ドルをEV技術に投資すると発表しており、今回の投資はその一環だとしている。フォードのジム・ハケット社長兼CEO(最高経営責任者)は「フォードが新しい形態のインテリジェントカーや推進システムとともに変革するにつれ、リビアンとの提携は新鮮なものとなる。またリビアンにとっても、フォードの人材やリソースが有益なものとなるだろう」と発言している。
 
(3)欧州全体でEV電池生産へ アジアに対抗、7500億円投資EU
欧州連合EU)とドイツ、フランスは2日、電気自動車(EV)向け電池の開発に欧州の官民で最大60億ユーロ(約7500億円)を投資すると発表した。日韓中のメーカーが牛耳る電池市場で、欧州全体の技術を集結して巻き返しを図る。欧州の航空業者をまとめることで成功したエアバスの事例が念頭にある。
 
(4)マヒンドラハッチバックEVの生産中止【IN】
インドでは今年4月から7月にかけて、エアバッグやアンチロック・ブレーキ・システム(ABS)などの搭載が義務付けられる。EV部門マヒンドラ・エレクトリック・モビリティー(MEML)のマヘシュ・バブ最高経営責任者(CEO)は、「規制強化を受け、ハッチバックのセグメントで投入車種を再検討している」と説明した。e2oPlusの後続として、今年後半にスポーツタイプ多目的車(SUV)「KUV100」のEV版を発売する計画という。
 
(a)消費者のエコ志向でEVシフトが加速、ガソリン車超えも視野に
アクセンチュア・ストラテジーは6000名を対象に、EV(電気自動車)に関する調査も実施した。ここ数年でEVのバッテリーの価格は劇的に低下し、その結果、ガソリン車よりもEVを選ぶ消費者が増えたという。レポートでは2040年までにEVの販売台数がガソリン車を上回るとされた。消費者がEVを選ぶ最大の理由は、環境への影響からで、それに次いで多いのが、「長期的に見てコストを抑えられる」という理由だった。
 
(b)自動運転で事故ゼロも つながる車が社会を一変
「車の概念が大きく変わる」。トヨタ自動車豊田章男社長は昨年10月の記者会見で、インターネットにつながった自動運転の車は社会を一変させる可能性を秘めていると力説した。令和時代には交通渋滞や事故がゼロになるかもしれない。
 
(c)東南アジアで電気自動車を売る日本企業FOMMってどんな会社?
日本でもEVベンチャーは珍しくない。が、FOMMで特筆すべきは「巻き込む力」だ。2019年2月にタイの石炭最大手バンプーがFOMMの発行する新株を2000万ドル(約22億2600万円)で引き受け、同社に21.5%出資すると発表した。タイで2019年に初の量産車となる「FOMM ONE」を生産する工場を稼働し、同国内で年間1万台の販売を目指すFOMMだけに、タイの大手企業が出資するのは当然だろう。しかし、巻き込んでいるのはタイ企業だけではない。2018年10月には四国電力がFOMMに3億円を出資した。そのほかにもエイチ・アイ・エスH.I.S.)系のテーマパーク運営会社であるハウステンボス長崎県佐世保市)や、車載用クラッチディスクなどを手がける自動車部品メーカーのダイナックス(北海道千歳市)、産業用ロボット大手の安川電機、音響映像(AV)家電メーカーの船井電機、国内家電量販店最大手のヤマダ電機など、そうそうたる企業と資本提携をしている。
 
(d)電気自動車の“あのストレス”を解決!日産「リーフe+」は東京〜箱根の往復も余裕です
-「日産自動車が自社のサポートサービス「CARWINGS」を使って、国内のガソリン車が1日にどれくらい走るかを調べたところ、95%のユーザーが200km以下、残り4%が370km以下だったといいます
 
-------------------------------------------------------------------
-北米-
米テスラ、EV向け金属の世界的な供給不足を予測【US】
Source: Ruters
[May 3, 2019]
 
フォードがEVスタートアップのリビアンに5億ドルを投資【US】
Source: JETRO
[May 1, 2019]
 
-欧州-
欧州全体でEV電池生産へ アジアに対抗、7500億円投資EU
[May 3, 2019]
 
-アジア・オセアニア
マヒンドラハッチバックEVの生産中止【IN】
Source:NNA ASIA
[May 2, 2019]
 
-中東・アフリカ
 
-その他-
 
-日本-
 
-実証実験・試験運用
 
-論評・レポート-
消費者のエコ志向でEVシフトが加速、ガソリン車超えも視野に
Source: Forbes
[May 3, 2019]
 
自動運転で事故ゼロも つながる車が社会を一変
Source: Sankei Biz
[May 3, 2019]
 
東南アジアで電気自動車を売る日本企業FOMMってどんな会社?
Source: M&Aオンライン
[Apr 28, 2019]
 
電気自動車の“あのストレス”を解決!日産「リーフe+」は東京〜箱根の往復も余裕です
Source: グッズプレス
[Apr 28, 2019]
 
-------------------------------------------------------------------
補助金等-
▼電気自動車等の普及促進事業
申請期間:2018年7月17日〜2019年3月31日
窓口:東京都環境公社
 
平成31年度クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金(CEV補助金
申請期間:2019年 4月22日〜
窓口:一般社団法人次世代自動車振興センター
 
※全国の地方自治体の補助制度・融資制度・税制特例措置
 
-------------------------------------------------------------------
-学会・シンポジウム・セミナー
国際学生EVデザインコンテスト2019
日時:2019年1月25日〔月〕-2020年3月31日〔火〕    
会場:福武ホール(表彰式開催場所予定)
主催:電気自動車普及協会
 
全固体電池開発の現状と将来展望
日時:2019年5月16日〔木〕    
会場:SSK セミナールーム
主催:新社会システム総合研究所
※有料
 
●EVS32
日時:2019年5月19日〔日〕-5月22日〔水〕
会場:EUREXPO LYON
主催:AVERE
 
人とクルマのテクノロジー展2019
日時:2019年5月22日〔水〕-5月24日〔金〕
会場:パシフィコ横浜・展示ホール
 
学生フォーミュラ日本大会2019
日時:2019年8月27日〔火〕-8月31日〔土〕
会場:エコバ
 
-------------------------------------------------------------------
※JIS X 0306 国名コード表