No.2531電気自動車関連主要海外ニュース

(1)2019年のワールド・カー・オブ・ザ・イヤージャガーのEV「アイペース」に【US】
2019年のワールド・カー・アワードが4月17日、ニューヨーク国際オートショー(NYIAS、注)において発表され、高級車メーカーのジャガーの電気自動車(EV)「アイペース(I-PACE)」が、総合部門である「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。同賞は4月19日から始まるNYIASの一般公開を前に、報道機関向け記者会見で発表された。
 
(2)VWグループは2028年に中国でEV1160万台を生産、現地開発力も強化【DE】
VolkswagenVW)グループは2019年4月15日(現地時間)、2028年に中国で1160万台の電気自動車(EV)を生産する電動化戦略を発表した。現地の合弁会社と協力して生産体制を強化する。中国向け製品の開発強化のため、グループ全体が協力する組織体制も設ける。充電サービスに関する新会社も設立する。まずは2019年に中国向けラインアップを全て電動化し、14モデルのNEV(New Electrical Vehicle)を投入。2020年にEV向けに新開発したプラットフォームを採用した2車種も展開する。
 
(3)8月までに全国の郵便局で超小型の電気自動車導入【KR】
郵政事業本部は、郵便の配達に使う超小型電気自動車1000台をことし8月までに全国の郵便局に配置する方針を示した。
 
(4)インドのEVムーブメント 主役は「二輪」「リキシャ」【IN】
インド政府は2030年までに新車の3割をEV化する計画を推進している。日本や欧米諸国とは異なり、主役はもっぱら二輪車や三輪車だ。交換式の電池プラットフォームを展開する企業や、スタイリッシュな電動スクーターを提供するスタートアップ企業など、市場拡大の動きが活発化してきた。
 
(5)起亜自がEVコンセプトカー、NYショーで【KR】
韓国の起亜自動車は17日に開幕したニューヨーク国際自動車ショーで、電気自動車(EV)のコンセプトカー「ハバニロ」を世界初公開した。同社は、クロスオーバーのハバニロを通じて、これまでの自動車デザインの概念を打ち破るという意気込み。ドライバーは自身の生体情報だけでエンジンを掛けられ、音楽や温度、照明など本人の状態に最適な室内環境に調節できるという。
 
(6)路線バスで自動運転 政府が実験、中型車で20年度から【JP】
政府は2020年度にも路線バスの自動運転の実験を始める。公共交通機関として使う中型バスでは国内初となる実験で、通常のバスと同様に利用客を乗せながら決まったルートを走る。近く参加するバス会社を公募する。バス会社の間では運転手不足を理由に便数を減らす動きが広がっており、政府は自動運転の実用化を急いでバス交通網の維持をめざす。
 
(7)トヨタ、中国の奇点汽車に電気自動車技術を販売【JP】
トヨタ自動車<7203.T>は、中国の電気自動車(EV)スタートアップ企業である奇点汽車(Singulato)にEV技術を販売することで合意した。トヨタにとって中国EVスタートアップとの合意は初めて。
 
(8)次世代車、産官学連携を 浜松でフォーラム、世界市場対応策探る【JP】
世界的な電気自動車(EV)シフトに備えた勉強会「次世代自動車フォーラム」(浜松地域イノベーション推進機構主催)が18日、浜松市中区で開かれた。県西部の輸送機器関連企業や行政、経済団体などの約450人が聴講し、電動化や情報通信技術との連動など激変する世界市場への対応策を探った。
 
(a)先駆者の苦悩?? 日本初量産EV 三菱i-MiEVが窮地に立ちつつしぶとく生き残る事情
i-MiEVのシティコミュータ志向は、初期の段階では市場を読み誤ったが、10年経ってみると「これからはむしろこっちが有望」と見直されつつある。三菱自身もそれを認識していて、進化の過程で東芝SCiBの10.5kwh電池を搭載した廉価版を出すなど、「安価でお手軽なEV」路線を明確化。軽商用車版のミニキャブMiEVを追加するなど、コスパのいいEVラインナップを拡充してる。
 
(b)焦点:中国EV大国の野望に「電池の壁」、転換点はいつか
-「コンサルタントのベレイサ氏は、電池コストは2020年代後半までにガソリン車と同程度になると考えているが、充電速度を給油と同程度に短くするのは「まず無理だろう」とみる。「それは物理学だ」と、ベレイサ氏は話す。ガソリン車と同量のエネルギーを同じ時間内に充電するには、「小さな都市を運営するぐらい」強力な充電器が必要だと付け加えた」
 
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-北米-
2019年のワールド・カー・オブ・ザ・イヤージャガーのEV「アイペース」に【US】
Source: JETRO
[Apr 18, 2019]
 
-欧州-
VWグループは2028年に中国でEV1160万台を生産、現地開発力も強化【DE】
Source: MONOist
[Apr 19, 2019]
 
-アジア・オセアニア
8月までに全国の郵便局で超小型の電気自動車導入【KR】
Source: KBS WORLD RADIO
Apr 18, 2019]
 
インドのEVムーブメント 主役は「二輪」「リキシャ」【IN】
Source: MIT Technology Review
Apr 18, 2019]
 
起亜自がEVコンセプトカー、NYショーで【KR】
Source: NNA ASIA
Apr 19, 2019]
 
-中東・アフリカ
 
-その他-
 
-日本-
路線バスで自動運転 政府が実験、中型車で20年度から【JP】
Apr 19, 2019]
 
トヨタ、中国の奇点汽車に電気自動車技術を販売【JP】
Source: 朝日新聞
Apr 15, 2019]
 
次世代車、産官学連携を 浜松でフォーラム、世界市場対応策探る【JP】
Source: 静岡新聞
Apr 19, 2019]
 
-実証実験・試験運用
 
-論評・レポート-
先駆者の苦悩?? 日本初量産EV 三菱i-MiEVが窮地に立ちつつしぶとく生き残る事情
Source: ベストカーWeb
[Apr 19, 2019]
 
焦点:中国EV大国の野望に「電池の壁」、転換点はいつか
Source: Reuters
[Apr 18, 2019]
 
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補助金等-
▼電気自動車等の普及促進事業
申請期間:2018年7月17日〜2019年3月31日
窓口:東京都環境公社
 
平成31年度クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金(CEV補助金
申請期間:2019年 4月22日〜
窓口:一般社団法人次世代自動車振興センター
 
※全国の地方自治体の補助制度・融資制度・税制特例措置
 
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-学会・シンポジウム・セミナー
○New! 全固体電池開発の現状と将来展望
日時:2019年5月16日〔木〕    
会場:SSK セミナールーム
主催:新社会システム総合研究所
※有料
 
国際学生EVデザインコンテスト2019
日時:2019年1月25日〔月〕-2020年3月31日〔火〕    
会場:福武ホール(表彰式開催場所予定)
主催:電気自動車普及協会
 
TECHNO-FRONTIER技術シンポジウム 2019
日時:2019年4月17日〔水〕-2019年4月19日〔金〕    
主催:TECHNO-FRONTIER技術シンポジウム事務局
 
ウーバー革命
日時:2019年4月23日〔火〕    
会場:紀尾井フォーラム
主催:SSK
※有料
 
●EVS32
日時:2019年5月19日〔日〕-5月22日〔水〕
会場:EUREXPO LYON
主催:AVERE
 
人とクルマのテクノロジー展2019
日時:2019年5月22日〔水〕-5月24日〔金〕
会場:パシフィコ横浜・展示ホール
 
学生フォーミュラ日本大会2019
日時:2019年8月27日〔火〕-8月31日〔土〕
会場:エコバ
 
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※JIS X 0306 国名コード表